2025年度 環境再生保全機構「地球環境基金助成金」(12/2)
助成分野
助成目的
地球環境基金は昨年度の2023年度に基金創設30年を経過しました。これまで地球環境基金をご支援いただきました多くの皆様に心より感謝申し上げます。
近年の環境・社会問題やNPO等の置かれている状況は創設当時と比べて大きく変化してきております。これらの社会的背景を踏まえまして、2023年度に地球環境基金創設30周年に伴う見直し事業の一環として、全国の環境NPOをはじめ、多くのステークホルダーの皆様に、地球環境基金が果たしてきた役割や環境・社会問題の今後の課題等についてご意見をお伺いさせていただきました。2024年6月にこれらのとりまとめ結果として、「地球環境基金創設30周年を踏まえた新たな事業方針について」を公表いたしました。
公表資料の中で「地球環境基金」次の10年を目指す姿として、「環境を軸とした社会課題解決による地域の持続可能性の向上~社会課題解決と環境NPOの新たな成長の同時実現~」と定義しております。環境問題や社会課題が複雑に絡み合う状況においては、それぞれの地域において、多様な主体が参画したうえで、地域の持続可能性を目指していくことが必要です。地域の持続可能性を目指すためには、中長期的な戦略策定を行った上で、社会的インパクトを創出するモデルを作り、それを他地域に波及させていくことが必要であると考えております。さらに環境NPOに焦点を当てますと、支援者不足や財政、組織基盤の脆弱性、後継者不足等は従来からの大きな課題となっております。一時的な支援ではなく、助成期間中に環境NPOの活動の基盤を強化することで、協力の輪を拡大し、活動が持続的に発展し、組織の成長にも寄与するような環境NPOの新たな成長のための仕組みづくりが必要と考えております。これらの2つを同時実現することを通じて持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えておりす。これらを受けまして、助成事業の新たな方針については以下の3点となります。
1 点目は社会課題解決や地域づくりに取り組む活動の支援の拡充です。これまでのはじめる助成は団体設立年数が10年を超える場合は助成対象外としておりましたが、要件を撤廃し、団体の設立年数に関わらず、新たな活動への挑戦を後押しいたします。また、つづける助成、ひろげる助成につきましても、活動を「つづける」「ひろげる」だけでなく、仕組みづくりやネットワーク構築等の多様な活動に対して支援を行ってまいります。
2 点目は多主体協働による中長期的な課題解決に向けた2種類の「戦略プロジェクト」の創設です。政策課題について市民社会に期待される活動と連携して取組む政策課題協働型と持続可能な地域づくりに向けて地域の多主体と協働で取り組む地域協働型に分かれます。
3 点目は活動の持続的な発展に向けた活動基盤強化の支援の充実です。具体的には、人件費の助成対象拡大、中間支援主体等による事業化や協働促進等を通じた活動の基盤強化に向けた支援を行います。3点目につきましては、2025年度戦略プロジェクトから先行導入し、2026年度より全メニューに適用する予定となります。
新たな助成方針を踏まえた、地球環境基金の評価事業や振興事業につきましては2024年度内に見直しを行う予定でございます。2025年度より開始する新たな事業方針をもとに、社会課題解決を目指し、環境NPOの成長の実現を図るための活動を行う団体の皆様のご応募を心よりお待しております。
近年の環境・社会問題やNPO等の置かれている状況は創設当時と比べて大きく変化してきております。これらの社会的背景を踏まえまして、2023年度に地球環境基金創設30周年に伴う見直し事業の一環として、全国の環境NPOをはじめ、多くのステークホルダーの皆様に、地球環境基金が果たしてきた役割や環境・社会問題の今後の課題等についてご意見をお伺いさせていただきました。2024年6月にこれらのとりまとめ結果として、「地球環境基金創設30周年を踏まえた新たな事業方針について」を公表いたしました。
公表資料の中で「地球環境基金」次の10年を目指す姿として、「環境を軸とした社会課題解決による地域の持続可能性の向上~社会課題解決と環境NPOの新たな成長の同時実現~」と定義しております。環境問題や社会課題が複雑に絡み合う状況においては、それぞれの地域において、多様な主体が参画したうえで、地域の持続可能性を目指していくことが必要です。地域の持続可能性を目指すためには、中長期的な戦略策定を行った上で、社会的インパクトを創出するモデルを作り、それを他地域に波及させていくことが必要であると考えております。さらに環境NPOに焦点を当てますと、支援者不足や財政、組織基盤の脆弱性、後継者不足等は従来からの大きな課題となっております。一時的な支援ではなく、助成期間中に環境NPOの活動の基盤を強化することで、協力の輪を拡大し、活動が持続的に発展し、組織の成長にも寄与するような環境NPOの新たな成長のための仕組みづくりが必要と考えております。これらの2つを同時実現することを通じて持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えておりす。これらを受けまして、助成事業の新たな方針については以下の3点となります。
1 点目は社会課題解決や地域づくりに取り組む活動の支援の拡充です。これまでのはじめる助成は団体設立年数が10年を超える場合は助成対象外としておりましたが、要件を撤廃し、団体の設立年数に関わらず、新たな活動への挑戦を後押しいたします。また、つづける助成、ひろげる助成につきましても、活動を「つづける」「ひろげる」だけでなく、仕組みづくりやネットワーク構築等の多様な活動に対して支援を行ってまいります。
2 点目は多主体協働による中長期的な課題解決に向けた2種類の「戦略プロジェクト」の創設です。政策課題について市民社会に期待される活動と連携して取組む政策課題協働型と持続可能な地域づくりに向けて地域の多主体と協働で取り組む地域協働型に分かれます。
3 点目は活動の持続的な発展に向けた活動基盤強化の支援の充実です。具体的には、人件費の助成対象拡大、中間支援主体等による事業化や協働促進等を通じた活動の基盤強化に向けた支援を行います。3点目につきましては、2025年度戦略プロジェクトから先行導入し、2026年度より全メニューに適用する予定となります。
新たな助成方針を踏まえた、地球環境基金の評価事業や振興事業につきましては2024年度内に見直しを行う予定でございます。2025年度より開始する新たな事業方針をもとに、社会課題解決を目指し、環境NPOの成長の実現を図るための活動を行う団体の皆様のご応募を心よりお待しております。
助成対象
【助成対象団体】
① 特定非営利活動法人
特定非営利活動促進法(平成10年法律第7号)第10条の規定に基づき設立された特定非営利活動法人
② 一般社団法人、一般財団法人、公益社団法人、公益財団法人
一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(平成18年法律第48号)に基づき設立された法人(公益
社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律(平成18年法律第49号)に基づき認定を受けた法人
を含む)又はこれに準ずる非営利法人(①に該当するものを除く。)
③ 任意団体
法人格を有さず、営利を目的としない民間団体で、次の条件を全て満たすもの
ア.定款、寄付行為に準ずる規約を有すること。
イ.団体の意思を決定し、要望に係る活動を執行する組織が確立していること。
ウ.自ら経理し、監査することができる会計組織を有すること。
エ.活動の本拠としての事務所を有すること。
オ.活動の実績等から見て、要望に係る活動を確実に実施することができると認められること。
【応募活動要件】
① 分野
活動の分野は、民間の非営利団体(NGO・NPO)が行う環境保全活動(脱炭素社会形成、生物多
様性の保全、循環型社会の形成などの幅広い分野)を助成対象としています。
② 区分
活動の区分は、団体所在地及び活動地によって以下のように大別されます。
・イ案件:国内の民間団体による開発途上地域での環境保全のための活動
・ロ案件:海外の民間団体による開発途上地域での環境保全のための活動
・ハ案件:国内の民間団体による国内での環境保全のための活動
※開発途上地域での活動の場合は、対象地域での活動実績を有している必要があります。
※活動対象地域は、(5)活動対象地域(p.9)をご参照ください。
③ 形態
活動の形態は、以下の4種類に対し幅広く助成を行っています。
a. 実践
b.知識の提供・普及啓発
c.調査研究
d.国際会議
助成金額
(2025年度新規で助成金要望を行う団体)
【通常助成 基礎型】
概要:団体の創意工夫のもと、新たな環境保全活動に挑戦しようとするものを支援
助成対象団体 :助成活動関連分野における活動実績を1年以上有していること
助成対象活動
・新規性のある環境保全活動
・活動の準備・基盤作りを行う活動 等
助成期間 1 年間
要望 可能額 50 万円~200万円
対象案件 イ・ロ・ハ案件
【通常助成 発展型】
概要:団体の環境保全活動を定着させ、組織の成長と社会課題解決を目指していくものを支援
助成対象団体:助成活動関連分野における活動実績を1年以上有していること
助成対象活動
・多様な主体との連携・協働を通じて、環境保全活動が発展するための仕組づくり等に取り
組む活動
・調査や普及啓発など既存の環境保全活動をベースに、将来の社会的インパクトの創出に寄与する活動
・国際会議を機に国内での取組の促進を行う活動 等
助成期間 最大3年間
要望可能額 200 万円~600万円 (2026 年度以降は200万円~800万円)
対象案件 イ・ロ・ハ案件
【戦略プロジェクト 政策課題協働型 (代表団体)】
概要:政策課題について、市民社会に期待される活動と連携して取り組むプロジェクト
助成対象団体:助成活動関連分野における活動実績を3年以上有していること
助成対象活動 多主体と連携し、設定された政策課題の解 決を目指す活動
助成期間 最大5年間 (「フィージビリティ・スタディ~実践~自走」といったステージゲート方式を採用)
要望 可能額 200 万円~800万円 (1年目)
800 万円~1,200万円 (2~5年目)
対象案件 ハ案件
【戦略プロジェクト 地域協働型】
概要:持続可能な地域づくりに向けた地域の担い手づくり、仕組づくりに取り組むプロジェクト
助成対象団体 :助成活動関連分野における活動実績を3年以上有していること
助成対象活動:協働体制を構築し、地域課題解決に向けた地域 の担い手づくりや仕組づくりを行う活動
助成期間 最大5年間 (「フィージビリティ・スタディ~実践~自走」といったステージゲート方式を採用)
要望 可能額 200 万円~800万円 (1年目)
800 万円~1,200万円 (2~5年目)
対象案件 ハ案件
(2024年度以前から継続して助成金要望を行う団体)
【つづける助成】
概要: 地域に根ざすことなどを目指して始めた活動が、継続し、持続的な活動へと定着することを支援
助成対象活動
・環境保全に資する活動
・同種の環境保全活動を持 続的に続けることを目指す活動
・様々な主体と連携し、そ の後の発展を目指す活動
助成期間 最大3年間 (1団体1回限り)
要望 可能額 50万円~300万円
対象案件 イ・ロ・ハ案件
【ひろげる助成】
概要:課題解決能力等に磨きをかけ、より効果的な活動の展開を実現し団体組織のステップアップを目指す支援
助成対象活動 ・助成活動関連分野における活動実績を3年以上有していること
助成期間 最大3年間
要望可能額 200 万円~800 万円 (イ案件)
200 万円~600 万円 (ロ・ハ案件)
対象案件 イ・ロ・ハ案件
【フロントランナー助成】
概要:日本の環境 NGO・NPO が中心となり、市民社会に新たなモデルや制度を生み出すための支援
助成対象活動 ・新たな価値や制度を創造しようとする環境保全活動
助成期間 原則3年間 (要望時に5年間の活動計画を提出の上、進捗状況及び第三者評価の結果によっては、最大5年間までの助成が可能です。
要望可能額 600万円~1,200万円
対象案件 イ・ハ案件
【プラットフォーム 助成】
概要 :日本の環境 NGO・NPO が他の NGO・NPOなどと横断的に協働・連携し特定の環境課題解決のために大きな役割を果たすことを目指す支援
助成対象活動 様々な団体が連携・協働することで、環境課題解決のため連携基盤を確立し、取り組む環境保全活動
助成期間 最大3年間 (国際会議などターゲットとする年が明確な場合、その年まで延長を認めることがあります。その後は同一課題については当分の間採択しません。)
要望 可能額 200万円~800万円
対象案件 イ・ハ案件
【特別助成 (地域循環共生圏)】
概要:地域循環共生圏構築の中心となり、自治体や企業、様々な関係者と連携・協働して、環境・社会・経済の統合的課題解決を目指す活動の準備・基盤づくりを支援
助成対象活動 地域循環共生圏構築の中心となり、自治体や企業、様々な関係者と連携・協働して、環境・社会・経済の統合的課題解決を目指す活動について、その準備・基盤づくりを行う活動
助成期間 最大2年間
要望可能額 50万円~200万円
対象案件 ハ案件
応募締め切り
2024年11月11日(月)~2024年12月02日(月)
※11 月 11 日(月)以降にウェブサイトで「マイページ」を取得し、必要事項の入力や添付文書のアップロード
※11 月 11 日(月)以降にウェブサイトで「マイページ」を取得し、必要事項の入力や添付文書のアップロード
問い合わせ
独立行政法人環境再生保全機構
地球環境基金部地球環境基金課
電話:044-520-9505
FAX:044-520-2192
メール:kikin_youbou@erca.go.jp
地球環境基金部地球環境基金課
電話:044-520-9505
FAX:044-520-2192
メール:kikin_youbou@erca.go.jp
URL
https://www.erca.go.jp/jfge/subsidy/index.html